今回の測定では、スポキチが所有する最新鋭の測定機器を使用しました。
20m走の測定には「WITTY BASIC」を使用し、1/1000秒という高精度でタイムを計測。
垂直跳びには「OptoJump Next」を活用し、跳躍高だけでなく、踏切や着地の様子も詳細に分析できました。
これらの機器は世界のトッププロスポーツチームでも導入されており、精度の高いデータ取得が可能です。
※今回測定イベントでのフィードバック用紙
Yバランステスト
カーリングではデリバリー(ストーンを投げる動作)時の片足バランスや、スイーピング(ブラシでこする動作)時の安定した姿勢維持に直結します。バランス能力が高いほど、正確なショットや効果的なスイーピングが可能になります。
20m走
短距離走能力はカーリングでのスイーピング時の瞬発的な動きや、素早い判断からの動作開始に重要です。
特に試合後半での集中力維持にも関わる持久力の基礎となります。
垂直跳び
下肢の筋力とパワーを測定するこの種目は、デリバリー時の力強い蹴り出しや、スイーピング時の体重移動に必要な筋力を評価します。ストーンを正確に投げ分けるための下半身の安定性にも関わります。
握力
ブラシの操作やストーンのハンドル把持に直接関わる指標です。
強い握力は長時間のスイーピングでも疲労しにくく、安定したブラシワークを可能にします。
子どもの発達段階においては、特定の競技に特化した練習だけでなく
36の基本動作を含む多様な運動体験が重要です。
カーリングに必要な専門的スキルを伸ばす前に、
バランス、スピード、パワー、協調性
といった基礎的な運動能力を総合的に高めることが、将来の競技パフォーマンス向上に繋がります。
スポオタでは幼児・ジュニアクラスにおいて、これらの基礎体力要素を楽しく身につけるプログラムを提供しています。
月に一度の「スポキチフィジカル測定」では成長過程を可視化。
数値による客観的評価が子どもたちのモチベーション向上にも役立ちます。
カーリングは生涯スポーツとして親しまれていますが、年齢を重ねるにつれて体力の維持が課題となります。
今回測定した各要素は日常生活の自立度にも直結しています。
これらの数値を維持・向上させることは、カーリング競技を長く楽しむだけでなく、健康寿命の延伸にも大きく貢献します。
特にバランス能力は転倒予防に、握力は日常生活動作の自立度に強く関連しています。
定期的な測定と適切なトレーニングにより、競技パフォーマンスと健康寿命の両方を延ばすことが可能です。
スポキチでは、測定結果をもとにした個別最適化されたトレーニングプログラムの提供や
ヘルスサポートクラス
シニアクラス
など年齢や目的に応じた多様なプログラムを展開しています。
カーリングという競技を長く楽しむためにも、ぜひ定期的な体力測定とそれに基づいたトレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。